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#ウズベキスタン
#旅行
ウズベキスタン旅行5日目。
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朝起きて荷物の整理をする。今日はヒヴァを離れてブハラに向かう日だ。寂しい。朝ごはんとチェックアウトを済ませ、最後の観光へと向かった。
今日のヒヴァはやたら寒く、半袖ばかり持ってきたことを後悔した。一応ユニクロのコンパクトパーカーを持ってきたけれど薄手なので寒さはしのげない。なんで私はどうでもいいタイミングで少ない長袖を消費してしまったんだ。コンパクトジャケットを持ってくればよかった。町中で売られているストールや上着がたいそう魅力的に見えたが、昼過ぎにヒヴァを離れるまでの辛抱なのだからと我慢する。寒いからなのか、なんとなく街も閑散としているように見えた。
ヒヴァの街に別れを告げるため様々なスポットを回るが、正直寒すぎて感傷には浸れなかった。これからGWにウズベキスタンに行く人、絶対厚手の上着を持ってったほうがいいです。
お昼ご飯はまたイチャン・カラの外で食べた(前に食べた2軒とはまた別の店)。昨日食べたシュヴィトオシュ食べたかったのでそれと、グンマという揚げ餃子みたいなやつ。どちらもおいしかったけど、シュヴィトオシュに関しては昨日食べた店のほうがおいしく感じた。
ほかにはお茶も頼んだが、これのせいで後々トイレに行きまくってしまうことをその時の私はまだ知らない。
食事を終え、イチャン・カラへの帰り道を歩いていると雨が降り出した。幸いパーカーは撥水のため多少なんとかなるが、靴はどうしょうもない。寒かったのもあり、まだもう少し観光するつもりだったのを切り上げ、少し早めに駅へと向かうことにした。
来たときと同じヒヴァ駅の待合室にはもうかなりの人がいた。みんな同じように寒さと雨を避けて早めに来たのだろうか。適当なところに腰を下ろして待っていたが、いつ電車に入れるのかがわからない。タシュケントからヒヴァへの寝台列車に乗ったときは1時間ほど前にはもう待合室に人はほとんどおらず、搭乗は適当に行われていた。たまたま近くに日本人男性旅行者2人組がいたため話しかけてみたが、彼らも分からないようだった。
心配になったが、まあ待合室にこれだけ人がいるのだから大丈夫だろう。そうしていると出発30分程前に搭乗が開始した。ちゃんと待合室からホームへの出入り口に係員が立ち、チケットを確認している。タシュケントでのルーズさは何だったんだ、と思いながら、買った軽食(バナナ、ひまわりの種)を片手に電車へと乗り込んだ。
今回は来た時のようにコンパートメントがちゃんと部屋になっている2等車ではなく、通り道の両脇にベッドが置いてあるだけでドアなどもない3等車を選択した。
一夜を明かす必要があったタシュケント→ヒヴァとは違い、ヒヴァ→ブハラは21時頃に着く。物価が安いため大した節約になるわけでもないのだが、体験として乗ってみたかったのだ。
向かいのベッドには現地の女の子、上や隣にはこれまた現地の家族連れが来た。私はブハラで降りるためベッドは作らなかったが、他の人たちはシーツを使って手際よくベッドメイキングしていく。シーツを目隠しに使ったりしていて、そういうのもあるのかと感心した。
隣に座ったおばさんと何故かツーショット自撮りを撮ったり、近くに座っていた男の子に話しかけられたり、向かいの女の子にパンをお裾分けしてもらったりして時は過ぎていく。女の子には日本で買った三ツ矢サイダーのキャンデイをお返しにあげた。持ってきてよかった。車内販売も何度も来たため、おなかが空けばそこから買うこともできるだろう。
移動の間ずっと音楽を聴く。電波が通じず、大好きなTwitterもできなければYouTubeも観れないから。でも、Kindleで本を読んだりiPadでアニメを観たりしなかったのは窓の外の景色を見たかったからだ。
音楽を聴きながら流れる車窓の外の景色を眺めていると、旅行をしているなあという気持ちになる。私は旅行が好きだが、お目当てのスポットに行くことじゃなくて、その過程である移動が好きなんじゃなんだと思う。思えば、日本でだってバスや電車に乗るのは好きだ。人々がいて、私の知らない世界があるんだと感じられる。車窓から見える明かりそれぞれに人生があるんだと気付く、みたいな話はありがちだけれど、旅ではそれを何度も感じることになる。
歴史的なスポットを回ることはひとまずの目的であり、本当に求めているのはそこにある世界を感じられること。この世界には私が関与することのない無数の人々の生があって、それらは果てしなくて愛おしいものなのだと確かめる行為、それが旅行なのかもしれない。
私は人と関わるのは苦手だけど、人間のことは大好きで、人間が生きてきた歴史が大好きで、人間の生きるこの世界が大好きで、それが確かめられるから旅行が好きだ。
ブハラについたのは21時過ぎだから、外はもちろんすっかり暗くなっていた。駅からホテルまではタクシーで30分ほど。女一人なのもあって完全に日が落ちてからは出歩かないようにしているから、様々な看板が光るウズベキスタンの街をタクシーの中から初めて見た。ヒヴァともタシュケントとも雰囲気が違う気がする。明日歩くのが楽しみだ。
ホテルでチェックインを済ませ、ランドリーサービスを頼む。前の宿はキロ単位の値段だったが、今回はアイテムごとに一ついくらというシステムのようで少し尻込みする。いや、Tシャツ一枚100円とかなんだけど。
ちなみにホテルの部屋はこんな感じ。
設備としては、ベッドの周りにコンセントがないのと風呂のお湯が本当にチョロチョロとしか出ないのがマイナス点。普通のドライヤーがあるのは良かった。書いたがどうか覚えてないが、ヒヴァの宿はドライヤーが5分おきに数十秒だけ使える謎仕様でめんどくさかったのだ。
明日はブハラ観光だ。楽しみ。おやすみ。
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日記
2025/4/30(Wed) 04:04
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朝起きて荷物の整理をする。今日はヒヴァを離れてブハラに向かう日だ。寂しい。朝ごはんとチェックアウトを済ませ、最後の観光へと向かった。
今日のヒヴァはやたら寒く、半袖ばかり持ってきたことを後悔した。一応ユニクロのコンパクトパーカーを持ってきたけれど薄手なので寒さはしのげない。なんで私はどうでもいいタイミングで少ない長袖を消費してしまったんだ。コンパクトジャケットを持ってくればよかった。町中で売られているストールや上着がたいそう魅力的に見えたが、昼過ぎにヒヴァを離れるまでの辛抱なのだからと我慢する。寒いからなのか、なんとなく街も閑散としているように見えた。
ヒヴァの街に別れを告げるため様々なスポットを回るが、正直寒すぎて感傷には浸れなかった。これからGWにウズベキスタンに行く人、絶対厚手の上着を持ってったほうがいいです。
お昼ご飯はまたイチャン・カラの外で食べた(前に食べた2軒とはまた別の店)。昨日食べたシュヴィトオシュ食べたかったのでそれと、グンマという揚げ餃子みたいなやつ。どちらもおいしかったけど、シュヴィトオシュに関しては昨日食べた店のほうがおいしく感じた。
ほかにはお茶も頼んだが、これのせいで後々トイレに行きまくってしまうことをその時の私はまだ知らない。
食事を終え、イチャン・カラへの帰り道を歩いていると雨が降り出した。幸いパーカーは撥水のため多少なんとかなるが、靴はどうしょうもない。寒かったのもあり、まだもう少し観光するつもりだったのを切り上げ、少し早めに駅へと向かうことにした。
来たときと同じヒヴァ駅の待合室にはもうかなりの人がいた。みんな同じように寒さと雨を避けて早めに来たのだろうか。適当なところに腰を下ろして待っていたが、いつ電車に入れるのかがわからない。タシュケントからヒヴァへの寝台列車に乗ったときは1時間ほど前にはもう待合室に人はほとんどおらず、搭乗は適当に行われていた。たまたま近くに日本人男性旅行者2人組がいたため話しかけてみたが、彼らも分からないようだった。
心配になったが、まあ待合室にこれだけ人がいるのだから大丈夫だろう。そうしていると出発30分程前に搭乗が開始した。ちゃんと待合室からホームへの出入り口に係員が立ち、チケットを確認している。タシュケントでのルーズさは何だったんだ、と思いながら、買った軽食(バナナ、ひまわりの種)を片手に電車へと乗り込んだ。
今回は来た時のようにコンパートメントがちゃんと部屋になっている2等車ではなく、通り道の両脇にベッドが置いてあるだけでドアなどもない3等車を選択した。
一夜を明かす必要があったタシュケント→ヒヴァとは違い、ヒヴァ→ブハラは21時頃に着く。物価が安いため大した節約になるわけでもないのだが、体験として乗ってみたかったのだ。
向かいのベッドには現地の女の子、上や隣にはこれまた現地の家族連れが来た。私はブハラで降りるためベッドは作らなかったが、他の人たちはシーツを使って手際よくベッドメイキングしていく。シーツを目隠しに使ったりしていて、そういうのもあるのかと感心した。
隣に座ったおばさんと何故かツーショット自撮りを撮ったり、近くに座っていた男の子に話しかけられたり、向かいの女の子にパンをお裾分けしてもらったりして時は過ぎていく。女の子には日本で買った三ツ矢サイダーのキャンデイをお返しにあげた。持ってきてよかった。車内販売も何度も来たため、おなかが空けばそこから買うこともできるだろう。
移動の間ずっと音楽を聴く。電波が通じず、大好きなTwitterもできなければYouTubeも観れないから。でも、Kindleで本を読んだりiPadでアニメを観たりしなかったのは窓の外の景色を見たかったからだ。
音楽を聴きながら流れる車窓の外の景色を眺めていると、旅行をしているなあという気持ちになる。私は旅行が好きだが、お目当てのスポットに行くことじゃなくて、その過程である移動が好きなんじゃなんだと思う。思えば、日本でだってバスや電車に乗るのは好きだ。人々がいて、私の知らない世界があるんだと感じられる。車窓から見える明かりそれぞれに人生があるんだと気付く、みたいな話はありがちだけれど、旅ではそれを何度も感じることになる。
歴史的なスポットを回ることはひとまずの目的であり、本当に求めているのはそこにある世界を感じられること。この世界には私が関与することのない無数の人々の生があって、それらは果てしなくて愛おしいものなのだと確かめる行為、それが旅行なのかもしれない。
私は人と関わるのは苦手だけど、人間のことは大好きで、人間が生きてきた歴史が大好きで、人間の生きるこの世界が大好きで、それが確かめられるから旅行が好きだ。
ブハラについたのは21時過ぎだから、外はもちろんすっかり暗くなっていた。駅からホテルまではタクシーで30分ほど。女一人なのもあって完全に日が落ちてからは出歩かないようにしているから、様々な看板が光るウズベキスタンの街をタクシーの中から初めて見た。ヒヴァともタシュケントとも雰囲気が違う気がする。明日歩くのが楽しみだ。
ホテルでチェックインを済ませ、ランドリーサービスを頼む。前の宿はキロ単位の値段だったが、今回はアイテムごとに一ついくらというシステムのようで少し尻込みする。いや、Tシャツ一枚100円とかなんだけど。
ちなみにホテルの部屋はこんな感じ。
設備としては、ベッドの周りにコンセントがないのと風呂のお湯が本当にチョロチョロとしか出ないのがマイナス点。普通のドライヤーがあるのは良かった。書いたがどうか覚えてないが、ヒヴァの宿はドライヤーが5分おきに数十秒だけ使える謎仕様でめんどくさかったのだ。
明日はブハラ観光だ。楽しみ。おやすみ。畳む