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No.15

#アークナイツ
『落日の向こうへ』読了。
アークナイツらしさが詰まったいいストーリーだった。
結局、戦後のロンディニウムが抱える問題は今回どれも解決をしたわけじゃないし、壮大な序曲は終わって日は落ちるけれど、それでも日々は続くし歩き続けなきゃいけないってことなんだろう。
今回のストーリーで「輝かしい英雄譚」のその先の現実が描かれたことや、ヴィーナが王による統治ではなく市民たちの参加する議会による統治を選んだことは、アークナイツがずっと言ってる(と私が勝手に思ってる)「現実をドラマチックな物語として語ることの否定」に繋がると思う。
これは単に現実の劇的でなさやままならなさを描くことではなく、「劇的な物語」に回収される過程で取りこぼされてしまうところにこそ大切なものがあるという思想で、「人々の営み」や「普通の生活」を積極的に肯定していく物語なんじゃないかな。

感想

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